飯ごうで「ご飯」を炊こう

1. 飯ごうについて
・普通の飯ごうは、外ブタ3合内ブタタ2合が入ります。 ( 1合は、約ご飯茶碗に2杯です。)
・飯ごうの本体の真ん中あたりに、2つ目盛りがあります。
 下の目盛り・・・内フタ1杯分(2合)の時の水の量。  上の目盛り・・・内フタ2杯分(4合)の水の量。
 外フタ1杯(3合)を炊く時は、2つの目盛りの中間を目安にして水加減を見ます。
・心配な時は、手のひらをお米の上に置いて、くるぶしの中心くらいの高さまで水下くると良い。
 (標高が高い時は少し多めにします)
2. お米のとぎ方
・子供なら飯ごうに手が入るので手でかき混ぜても良いが、飯ごうに、お米と同量のお水を入れて、外ブタをして、フタを押さえながら上下に振って、数回水を替える。  つい最近まで、知らなかったのです・・・(--;
3. おいしい炊き方   
・お米をといだら、30分ほど置きます。
火加減
・昔から、「はじめチョロチョロ、中パッパ、赤子泣いてもフタとるな」と言われていて、けっして途中で開けないようにしましょう。
・時間は、薪に火が回り火が大きくなってきたら飯ごうをのせます。
1.弱火・・・5分   2.中火・・・5分   3.強火・・・5分   4.とろ火・・・10分   5.蒸らし・・・10分
薪で焚く時はガスコンロのようにはいきませんが、感覚的におぼえておくといいですね。
・沸騰の具合を調べるには、細い棒を飯ごうに当ててみるとクツクツと振動が伝わってきます。
 振動が伝わらなくなったら火から下ろします。
・沸騰して5分たったら、とろ火にしたいので、薪を少し外します。
・徐々に火力を上げ、湯気がフタを押し上げて、ふきこぼれてきたら石などをのせ重石をします。
・火が強すぎたり、ふきこぼれが多いと水が足りなくなり焦げてしまうので注意。
炊き上がったら、火から下ろして、飯ごうのフタを下に逆さまにして蒸らします。
・焦げている時は、逆さまにした飯ごうの底に濡れタオルをかけて冷やすと、焦げがとれやすくなります。

こんな炊き方も


     
     

〈空き缶を使う炊く方法〉
・先に空き缶のフタは缶切りで開けて用意する。
 切り口でケガをしないように注意しましょう。

  1. ジュースなどの空き缶に、研いだお米を3分の1くらい入れて、水をお米より1.5cmくらい上まで入れ、アルミでフタをする。
  2. 鍋でお湯を沸かし中にお米を入れた缶を入れ、鍋のふたをします。
    缶が浮く場合は、缶の上に石を置きます。
  3. 火加減は、最初から最後まで一定して40分程炊きます。
  4. 火から下ろし、蒸らして、食べます。
 *直接火にかけて炊く時は、水を9分目くらい入れるようです。
 *火は炭火の方が良いかも・・・。


〈竹で炊く方法〉

・竹の節を利用します。
 以前炊いた時は竹を横にして、小さな口を開けて炊きました。
 他に、筒を立てて炊く方法もあるようです。

  1. 竹を選びます。
  2. 1カ所、口をつくります。
  3. 洗ったお米を入れて、水を入れて(水の量は竹の大きさによって違います)、竹や葉で口にふたをします。
  4. 直火で炊きます。
    (沸騰した鍋に竹筒を入れ、鍋のフタをします)
  5. 火加減は最初から最後まで一定にして約1時間炊きます。
  6. 竹を割って、食べます。

                                    

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